2011年8月アーカイブ
お盆休みは松本に拠点を置いて、立山に出かけたが山頂付近はガスで視界が悪く立山の雄姿を拝む事は出来なかった。立山黒部アルペンルートにはこんなに多くの人達が出かけてきているのかとあらためて実感した。中国の観光客も大勢いた。ダムの写真からも、如何に多くの人たちの思いが一つなのかと感心させられる。
西日をうけて・・・松本城が映える・・・
松本周辺、大町周辺の旅館、ホテル等、ほぼ満室状態。朝早くから扇沢駅の駐車場は満車、山の中の臨時駐車場も満車状態。いかに人気があるかは言わずもがな。目的地の室堂まで半日がかり、それでも昔と比べたら夢のような速さで到着した。秋になって、晴れた日の立山を再度撮影したいと胸に刻んで帰ってきた。
黒部ダム
観光放水・・・大勢の人・・・がアリの様・・・
ダムの下流方向の山岳・・・
大観峰より黒部ダム湖を望む
霧にかすむ山岳とミクリガ池
途中、大町あたり、何故かわからないが、鳥肌が立った。この自然が本当に気に入ってしまった。自分が生まれる2年前、父が終戦後大町に復員し、8か月程働いた事があると聞かされた。大町はどんな所かなと思い、父の死後に初めて訪れた。自分が生まれる前に山岳のはるか虚空をさまよっていたような気持ちにさせられる。この雄大な後立山連峰を見て当時の父は何を考えていたのであろううかと思い、一度大町を見てみたかった。この地を訪ねて、父のルーツを垣間見た気持ちになった。大町の自然は何故か親近感があり、生きる迫力を感じる。
安曇野わさび田湧水群・・・
帰りに安曇野に立ち寄ったが、NHKのドラマの影響で大王わさび農場は混み合っていた。至る所湧水群があり、水が綺麗で植物が生き生きしていた。帰りに安曇野蕎麦でも食べたかったが、今回は何故かコンビニの蕎麦で我慢した。・・・?
湧水群近くの畑の垣根に・・・
大王わさび農場・・・に遊んで・・
暑い1日、夏休み初日は実家の草取り、行楽地に行きたいが道路の渋滞や宿泊場所等を考えて今のところ何処にも行かず。庭の真ん中にシオンが花盛り。シャクナゲの木の葉にセミウマがあり、しばらくするとアブラゼミが近くの木にとまった。ここで羽化登仙したものなのだろうか?百日紅がこの暑さに映える。地に這うようにして、剪定した枝を集めながら必死に草を抜く、2リットルの飲料水ではまだまだ足りない。汗をかき身体のだるさが飛んだ。
ぼかしが入った。
セミウマの抜け殻・・周囲の木に沢山あったが・・・
しばらくするとアブラゼミが飛んできた。上の抜け殻から出たセミなのか?
今年のサルスベリの花は綺麗・・・だ・・・。
剪定をして、昼食をして少し休憩をした、その時にデジカメでショット・・・。
西の空にくすんだ闇が広がり、不気味な色の月がその中に揺れて見える。8月に入ってから、蒸し暑さが続いている。
虫:「この月写真に撮れる?」
自分:「とれるよ」
虫:「撮ってみたら・・・。」
自分:「今は疲れているから、撮らない・・・。」
虫:「結局、今の技術では無理なんでしょ・・・。」
如何にも、どうせ撮れないのではないのかと言わんばかりの言葉の調子・・。この虫の言葉の語気に傷ついてしまった自分は、だいぶ鍛えられた。ここ、数週間クラッシックカメラの露出とシャッタースピードで悩んでいたので、きつく感じたのかもしれない。すべてマニュアルだから・・・仕方がない事。
川原で撮った写真の岩肌が、逆光で暗くなってしまい、理由をあれこれ考えていたからだ。反射光式露出計をつけてみたが、ほとんどの写真が暗めの写真になってしまった。今時、わざわざフイルム写真にはまってしまった自分が滑稽に思える。馬鹿みたい、しかし、フイルムがある以上撮りたい衝動に駆られてしまった。フイルムの色はデジタルの色と比べて鮮やかで自然だ。デジタルの色はあまりにもリアルすぎて、仮想色に思える。プリントしてみるとあまりの鮮やかさに妙な感じになる。人間の感性を次第に破壊するような感触さえある。でも、デジタルはすべての分野で必要不可欠な時代になった。このことは決して否定するつもりはない。デジタル写真も便利ですばらしい事は否定しない。むしろ惚れ込んでいる。
デジタル写真なら何とか撮れるが、フイルム写真は実に難しい。現像が上がるまで何もわからないし、失敗したら二度とその時間に戻れない。だから、楽しいのかもしれない。その一瞬に執着して、表現できたときに「撮れた」と感動するだけの事だが、だからこそ虫様が師匠の言葉に思えるのかもしれない。結局、自分は欲張りな性格でやなやつなのだ。
道路の脇のドブ板の上をバタバタと音をさせながら自転車が走る。その音が、結構響いてくる。道路が狭いとはいえ、ドブ板の上を何故走るのだろうか?実際に歩いてみると意外と安心感がある。車道より一段高くなっているからだ。狭い道路に大きな車、自転車、通行人、何時事故になってもおかしくない状態なのだ。
今日も、近くの交差点で事故が発生した。同じような事故が頻発する。双方の運転者が信号機が青で侵入したと言いはり、数時間に及ぶ現場検証。その為、渋滞が発生した。何処か不自然な交差点、数十人の人の命を奪った場所。何時も通るたんびに、何か言葉には言い表せない恐怖を感じる。わざわざ、その交差点を通らないで、遠回りして帰る事がある。事実、この交差点には死角があるのだろうと思う。
バタバタ、今もドブ板の上を自転車が通り過ぎた。
最近のコメント