天国のルーツは8月が女性で、
12月が男性だ。
まさしく、昨年の12月に自分の
肉体は一度死んだ。そして再生
の10か月が経過した。食生活を
改善することにより、必然的に体重
が13kg落ち、もとの身体でなく全
く違った身体に変わった。
会う人に悉く、「痩せましたね、どこか
お悪いのですか?」と疑問視されるまでに。今までの人生は、父親を尊敬できず、母親に
心配をかけ続け自分の事ばかりを考えて生きてきた、そして、心に嘘をつき続けた自分そ
んな利己的、傲慢な自分は死んだのだ。片目が失明状態になり、そのショックから立ち上がる
事が自分の出来る唯一の事。6ヶ月間は疑心暗鬼な心で葛藤した。やがて前向きに頑張る事
にしようという意志が確認されるようになった。生活習慣の改善をしながら、自分の身体がほか
の身体に変わっていくのが良く分かった。再生の日々は辛かったが、最近では、今まで自分を
育んでくれたものへの限りない深甚の感謝がこみ上げてくる。これからの人生は自分にしか出
来ない事を精一杯生きることにする。再度、いつの日か、多分12月に天国に旅立つまでは
・・・・眼底出血は自分にとっての「塞翁が馬」だった。
朝、キャベツを食べている間に不思議な事を思った。
「目の中には医者にも入れない世界、薬の作用で直接目に働きかける事や、体質改善で健康を
取り戻す事、すべては自分の生命力、免疫力が行うものだ。しかし、スピリチュアルなものなら
眼底の中に入っていくことが出来る。たとえば、眼底出血の血液の残留物を銀杏の葉にたとえて
みるなら、そこはお寺の境内に黄色い銀杏の葉が無限に近く散乱し、一枚一枚かたづけない限
りかたづかない所としよう。そこには大勢のご先祖がいて皆で一枚一枚黄色い銀杏の葉をかた
づけている。そのおかげで目の視力がここまで回復したんだよ。これからもどんどんかたづける
事だろう・・・」・・・・そんな事を死んだ母親が囁いているような感じがした。医者からは「施術は
出来ますが、失明します」と一言。自然治癒しか最後の道がない。「こんなものかな・・」と言わ
れた一言が冷たく脳裏を行き来する。
我が家の過去帳に記載された、昇天の日々。不思議と8月と12月に記載が多い。墓誌を見て
娘と妻は不思議そうにひそひそ話していた。「お父さんは12月に一度死んだんだ・・・・・・」て
・・・・
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