しみじみと - 蒼い凝り人の独り言

しみじみと

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 雨が降ると寒い。いよいよ冬の到来を感じる。昨日12月4日は父のたち日だった。仏前に蝋燭を燈し、お線香に火をつけた。煙の臭いが鼻をつく。煙は垂直に上がって、天井に溜まって雲海のよう。懐かしいと同時に温かい父親を思い出した。よく父が口にした言葉がある。神は自ら助くるもの助く、先祖、宇宙の、どう言う訳、中国大陸、万里の長城、知っちゃあいませんね、言ってみてください、理解して5回読め、〇〇な訳です、リンゴの気持ちはよく分かる。そんな言葉が耳元に聞こえてくる。一生を理想に燃え、貫き通した人生・・・今になって思うが立派な人生だった。父からよく言われた。「おまえは色々知って得意がっているが、言っている事は知識の断片だ・・・」と。
 断片?十分な知識なくして物事を語るなという風にも聞こえた。自分としては絶対に父を越してみせると思って今まで生きてきたが、今にして思えば、父を超えるなど到底無理な話。父は勤勉、真面目、実直、母は優しく厳しかった。2人の生前の写真を合成した。真っ赤に紅葉したブルーベリーの園の中に2人の肩から上の姿をのせた写真にした。それを仏前に供えて、手を合わせた。今こうして手を合わせている事が自分にとって最高の瞬間だと思った。tukiblue.JPG

月を見つめる雲の顏
 月の後ろに 顔があるような 面白い写真です。

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このページは、yoshirouが2009年12月 5日 23:13に書いた記事です。

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