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ご無礼ながらお尋ねいたします。果たしてお読みいただけるかなと、少々不安ですが。
過日、夫の姉が自身の身のまわりの整理をしておりましたところ、沢田哲郎画伯の御作と思われるサムネールの作品が出てまいりまして、私に調査を依頼して来ました。
作品の由来の詳細は不明ですが、署名から貴ブログの画像にある画伯のサインとほぼ同じものと認められます。
問題点は、姉本人がその作品について執着がなく、作品の創意やテーマについてを私に問うたり、価値を尋ねたりしております。姉は、絵画への関心が薄いわけではなく、素人ながら日本画を学んだりもしているのですが。
姉が、この件について、どなたかにお手紙をさしあげてご教示を得たいと申しておりますことから、ネット検索をしておりますうちに、このページに出会うことができました。唐突で、たいへん失礼なのですが、このようなことについてをお尋ねするにはどのような方法を選べばよろしいか、ご意見をいただくことはできないでしょうか。
もし、お時間があれば、お聞かせいただければ幸いです。失礼いたしました。
なお、私自身は美大で油絵を専攻いたしました。
再度、書き込みをさせていただきます。申しわけありません。
前便ではコピーを取ることを怠りましたので、誤記や不明の点もあったかと思うのですがお詫び申しあげます。
あるいは、PCに毒されておりますので、サムホールサイズを「サムネール」などと記してしまったかとも存じます。
持主の義姉は80代、私は夫と暮らす60代で、双方とも身辺の整理につとめているといったところです。
かさねての失礼をお詫び申しあげます。
高沢恭子様、コメットありがとうございます。現在、澤田画伯は他界されその奥様も他界されてしまい澤田画伯の絵の取り扱いその他に関しましては個人的にはお答えしかねます。色々調べてから、書き込みますが、もしプライベートにかかわる事でしたらメールします。すこし時間をいただきたいと思います。
さっそくご返信をいただきましたこと、深謝申し上げます。
どうやら、当の作品は、姉たちの父がいずれかの時期に縁あって入手できたものと思われます。画伯の年譜から推測いたしますと、50代に描かれているようです。
礼を失した書き込みに、お答えをいただきまして重ねて御礼を申しあげます。
ps:ただいま、自分自身のコメントをネット上で確認させていただきましたら
やはり「サムホール」は「サムネール」になっておりましたね。
これから先にどのようになるかわかりませんが、今現在は澤田哲郎画伯の絵を扱う人はいないそうです。10年後に岩手県で「生誕100年澤田哲郎展」をするかもしれませんが実現するかどおか測り知れません。
画商に絵を見てもらい買っていただく事も出来るかも知れませんが、値段はあってないような値段になる事を覚悟してください。絵の売り買いに関しましては、当方では存じ上げません。
絵画を大切にしたいお気持ちがあるのなら、Blogに掲載した(澤田哲郎画伯の絵画を所有している)美術館に問い合わせて寄贈するのがよいかと思います。確実に引き取るかどうかはわかりません。
盛岡が澤田哲郎画伯の生誕の地です。今年3月に開催された「生誕90年澤田哲郎展」に出展した作品の何点かが盛岡市に寄贈されたそうです。美術品は生き物です。次第に劣化してしまいます。それを愛するお気持ちがおありなら寄贈する事が一番よいと思います。盛岡の「生誕90年澤田哲郎展」の主催者に伺ったところそのような回答を得ましたので掲載する事にしました。
又、澤田画伯の経歴に関しましては,「盛岡に行く準備」というBlogの中に書いてある盛岡市インターネット美術館のアドレスを参考にすればよいと思います。作品にSAWADA ○○○○年とあると思いますが、大体その時期の作品である事がわかると思います。以上がわかりうる情報です。
お心のこもったコメントを拝読いたしました。
ほんとうにごめんどうなお問いかけをいたしましたことに、反省を深くしております。
沢田画伯の現在における状況は、把握させていただきました。また、いろいろな角度からのご助言をありがとうございました。
義姉は作品を取引したいというような希望も必要もないと思われますので、頂戴したこのご意見をプリントして、本人に考えさせようと思います。作品については、個人の審美感と判断で価値を決めればじゅうぶんと思うのですが、公共的な価値についての不安があったのかもしれません。
当の絵画はいま姉の邸内にあり、製作年は1960年代であったかと思います。鳥や人を画面の縁からのぞかせた構図で、中央の大部分は深いしじまが描かれているといったふうです。額も造形的で重層なもので、絵と一体のオブジェの如きです。
ともかく、最良のふさわしい場所に絵が落ち着くことがいちばんと思われますので、そのように努力してみるつもりです。
このたびのこと、あらためまして深く御礼を申しあげます。
少なからぬお手間とご労作に、重ねてお詫びと感謝を申しあげます。
ありがとうございました。