蒼い凝り人の独り言: 2011年7月アーカイブ

2011年7月アーカイブ

不条理の水

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 昨日、集中豪雨で新潟県、福島県は大洪水。新聞の一面に河川敷に濁流が流れ込んだ写真があった。すさまじい水の勢い。本当に今年は災害が多い年だと実感する。

 明け方に地震があり目が覚めた。すぐに地震情報を見たが、それから1時間程度眠られぬままで朝を迎えた。目をこすりながらベランダに行くと外は霧雨が降っている。昨夜はピカピカ稲妻が走り、時折強い雨が降っていたようである。

カニサボテンについた水滴を見ながら、同じ水が豹変する不条理を感じた。水の優しさと怖さを改めて考えさせられてしまった。 

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訪れた人に贈る叙情歌

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送電線を見上げて

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月見草(まだ日が高いので咲いていない)

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川面(下流に向かう)

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ブッドレア(フジウツギ)

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今も健在、大きな岩その表面に草が生えて

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カンゾウが道端に

 

 多摩川(中流域)の河原にはニセアカシアなどの灌木や多くの雑草が多く生息している。40,50年前の河原はこんな情景ではなかった。玉砂利が多くあり白い河原が広がっていた。川底の玉砂利は採石されて、都会のビルの資材として盛んに使われた。その結果、何時しか川底の粘土層が露出してしまった。上流の小河内ダムが完成すると、多摩川の水温が下がり冷水の川になり、魚がいなくなってしまった。川の中を見れば、アユ、ウグイ、オイカワ、ヤマメ、ウナギ、大きなナマズなどもいたが、今では魚影を見る事がほとんどなくなった。鮎釣りをしている人を1時間ぐらい見ていたが、一匹も釣れないでいる。変わり果てたものだ。

 しかし、悠然と細やかに空の色彩を映し出して流れゆく様は、今も昔も変わらない。じーとして眺めていると、時代を超えて語りかけてくる瀬音に何時しか耳を澄ませている自分にふと気がつく。空をハヤブサが飛び去り、そのあとをシラサギが舞い、セキレイがニセアカシアの木に行き交う。そして、水面にきらきらと光線が錯綜する。

 やはり、ここは故郷(ふるさと)の川だ。ここで、命を得て知らず知らずに鋭気が身体に満ち満ちてくる実感がある。流れゆく歳月と今まさに流れゆく水の精が重なり幾重にも回想する過去がよみがえる。そして、明日に向かって生きようとする自らの胎動を感じざるを得ないものである。多摩川の水を飲料水として生きてきた喜びをしみじみ感じている。多摩川よ、また来るからね。

 

 

貼り廻られた糸

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 次から次へとハーベストタイムを迎えるブルーベリー、鳥を木に近づけない様に畑には幅2メートル間隔に細いカラフルな糸が貼り廻らされた。鳥が怖がって飛んでこなくなった。これで畑の持ち主が安心していられる。 しばらく畑を眺めていると、反対側の道路に車を止めて、隣の家に訪ねてきた人が木のそばを通りすぎながらブルーベリーをつまんで口に入れた。しらばっくれてもぎ取った。見ていて情けなくなった。人の畑の物を平気で撮る神経が分からない。モラルの欠けた大人・・・。後味が悪い。感覚的に人の物を盗っても罪悪感がない大人・・・。その男はすぐにその場から立ち去ってしまった。

アナログか?

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 アナログ放送が終わりデジタル放送に切り替わった。子供の頃に、初めて白黒画面のテレビを見たのは町の公民館であった。当時、何軒かのお金持ちの家にはテレビがあり、近所の人たちがテレビ見せて下さいと言って行ったものだ。私も午後6時ごろからテレビを見に出かけたものだ。

 よく近所の人たちがテレビジューンと言っていたが、それはテレビジョンの事であり正確な発音ではなかった。今までテレビなど見たことがないのだから仕方がない事だ。それから2,3年後に我が家にもテレビが入った。

 当時見た番組と言えば「月光仮面」、同じ町内には唐草模様の風呂敷をかぶりプラスティックのサングラスをした豆月光仮面が大勢いた。スーパーカブというオートバイには乗れないので、豆月光仮面の集団が自転車に乗り畑の中で我こそは月光仮面と自負して、「トオー・・・サタンめ・・・」などと遊んでいた。全員が主人公になりきり、悪役を誰もしたがらなかった。

 テレビが普及するまでは、紙芝居が路地の空き地に来ては盛んに人だかりがしていたが、テレビが紙芝居に変わった。弁士つき静止画像劇場から音声の伴う動画(番組)へと時代は変遷した。紙芝居屋さんの太鼓が響けば、どこからともなく子供たちが集まり、水あめを買って紙芝居を見た頃の遠いい記憶が頭のどこか片隅にある。そんな事を考えながら鉢植えの「トラディスカンティア」を眺めていた。斑入りの葉っぱと語らうひと時がそこにあった。

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花は極小

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昨日の「たんなちだけさし」の花はごく小さい。このブログを見た人が花をアップしてほしいと言われたので、掲載しました。
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 さらに花を拡大すると

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マクロレンズ使用 デジタル一眼で撮影、花のバックは物差しのブルーです。撮影は花が小さすぎて、よく見えませんでしたが、なんとか撮れました。
それにしても小さい、タンナとは済州島でドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」にも登場するとか・・・。ネットに書かれていました。

苔玉

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 迷走した台風が去った後、むし暑さが戻ってきた。裏の畑はブルーベリーが次第に色づき、それに呼応するかのように野鳥が集まって来た。お宝頂戴と言わんばかりの傍若無人さ。毎日のように畑の持ち主が、ブルーベリーを摘みに来るが、少し目を離せば鳥が電線から畑に急降下、めちゃくちゃに食いあらず。

 一部にマナーなどどこにもない最近の世相に似ているとつくづく呆れる。自分たちの行動も神様から見れば、意外と目に余るものなのかもしれない。この世に生きるとは、決して人間が偉いわけではなく、自然を破壊しながら文化を営み続けた人の罪は決して否定することなどできまい。人間、この非なるものと鳥たちが語っているのかもしれない。

 台所に見慣れないものが置いてあった。苔玉だ。何時の間にか我が家の仲間入りをした。細かい花芽がついている。部屋の空気を和らげる癒しのオーラーを感じる。

花の名前は たんなちだけさし(丹那乳茸刺) ユキノシタ科 という。

突然

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 昨日の夕方に、突然電話が鳴った。京都のお兄さんからだ・・・。
「今どこにいるの・・・」と家内が呼応。
「家の前・・・」
「・・・・。」
京都を11時に出て5時に我がへ、お野菜を沢山持参・・。比較的高速道路が空いていたので早かった。途中、お墓参りも済ませてきたという。
夕飯には早速、新鮮な野菜にかぶりついた。「おいしい・・・。」甘みがあっておいしかった。そう、寓という字が話題になった。昔、生まれ育った村に寓さんという人の家があった。その人名前は他にあったが、家の表札に〇〇寓と書かれていた。寓という字が名前だと思い、村人たちは寓さん、寓さんというようになった。寓とは「自分の住まいをへりくだっていう語」とお兄さんが話していた。寓さんは芸大を出たインテリの絵描きさんで村人たちに慕われていたと母から聞かされた事がある。当時、寓などという言葉は珍しかったのかもしれない。寓さんは家内の母の親戚だった・・・(^u^)。

今日は突然咲いたカサブランカを撮りました。28-75mmに2倍のクローズアップレンズをつけた。真夏のイメージかな・・・?

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多摩川の夏

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猛暑の時期に、近くの河原へ出かけたが、そこはやはり猛暑・・・・・・・・・・・・・・。

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子供の頃にこの河原で遊んだ人たちも、今は老年にさしかかる。ただ、過ぎ去りゆく年月を思い出とともに遡れば、涙がこぼれる。河原には草が茂り、昔と変わらない水の流れがとどまる事を知らない。

暑い朝

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朝お墓のお掃除に出かけた。家を出る時垣根に桔梗が咲いていた。昨年よりも花芽が多い。

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さすがにお墓は涼しい。父母の眠る地蔵院にまだ人影はなかった。asamizu.jpg

午前6時、本堂から朝のお勤めの読経が聞こえてきた。途中、実家に立ち寄り周囲の掃除、軽く草取りをした。そしてマクドナルドで朝食を買った。包装紙にコードがあり、携帯で読み取り、アクセスすると食品の成分表示がされていた。早速、調べてみた。これは安心で、便利だ。油こいと思っていたが、気をつければ安心だ。朝食は500kcal付近が自分の標準・・・・。分析した結果をpdfにした。

レシピー.pdf


           

それにしても

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kutinai.jpg2,3日前には蕾だったが、今日の朝に咲いたクチナシ

咲き誇る 梅雨の合間の ひと時を

曇り空の日の花は、とくに映える。光線がやわらかい為だろう。

贈り物

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そっとベランダに飾ってみたお花・・・・・・

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 今日は知人から庭先に咲いた花を戴いた。すぐ家の裏に広がるお庭・・・広くて、色々な種類があるそうだ・・・。ルドヘキア、桔梗、グラジオラス、そして山ユリ か?

庭のある家っていいですね、季節季節に花が咲き楽しましてくれる。
「あ、もう、こんな時期か・・・。」とか
「今年はこの花咲くのが早いのじゃない・・・。」などと思う事がありませんか・?

四季のある日本が、四季のない日本に変貌をしているそうだ・・・。花もきっとそれを感じているかもしれない。

揺れる写真心

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 このところむし暑くなった。今日は全国で水の事故が多いとNHKのニュースで聞いた。アグファ カラートのカメラを手にしてから、フイルムカメラに対する愛着が湧いた。先週の日曜日に吉祥寺に出かけてフジフイルムの中判カメラを見てきた。マミヤ、ハッセルブラッドの新品がショウウインドーに輝いていた。ペンタックス645Dもあったが高額で手が出ない。帰ってから、フジフイルムのカタログを隅から隅まで読んだ。6x6、6x7か でも、たぶん買わないな・・・・・。

natutu1.jpg 最近の悩みはデジタル写真のピントがよく合わない事だ。コンパクトカメラの映像はよくピントが合うが、デジタル一眼レフは甘くなる。如何なものか?最近も、アメリカ(Adorama Camera)からレンズを個人輸入した。とにかく、日本の半額。円高差益だ。しかし、これもデジタル。いままで、デジタル写真を撮り続けてきたが、やっぱりフイルムの良さにはかなわないと思うようになった。

 先週の日曜日、吉祥寺に行く前に、知り合いの山岳写真展に出かけた。その人は全日本山岳写真協会の会員で、今回個展の案内の葉書をいただいた。展示写真はそれぞれの味があり素晴らしかった。すべて、ペンタックス645で撮影されていた。その方から山稜2010全日本山岳写真集という本をいただいたが、開いてみるとそれは素晴らしい写真であふれていた。ほとんどが、中判か、大判カメラで撮影されていた。

 以前、このブログに使われていたカメラの種類を書いた事がある。ペンタックス ニコン マミヤ キャノン ハッセルブラッド フジ  ブロニカ リンホフテヒニカ の順であった。兎に角、ペンタックスの中判が一番多い。映像で見るには、デジタルは派手で迫力があるが、じっくり見るにはフイルム写真かもしれない。

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 今日の写真はデジタル一眼の写真です。ナツツバキ、とフローレンスベコニア

近い将来に、6x6の写真を掲載してみたいものだ。しかし、まだ、色々勉強中だ。本当にカメラ小僧になってしまった。

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