今日で盛岡の生誕90年澤田哲郎展も終わった。マリオスで最終日には500人の訪問者があったと聞いた。興奮冷めやらず・・・。偉大な画家のエネルギーを誰しも感じいったに違いないと思う。
脳裏に焼きついた感動の火は密かに燃えている。サムホールの集合体などまるで宝石のような輝きを放っていた。中でも屏風に描かれた日本画を思わせる作品の朱色はハッキリしたインパクトを与えた。
出展した雪降る街も無事に我が家に戻ってきた。昔の仲間にあったような嬉しそうな表情をたたえ、多くの人間の視線にさらされて一回り成長した貫禄を醸し出していた。絵画は視線を受けて成長した。絵画が独り立ちして語りかけてくるようだった。今日もじっと絵を見ながら、思い出とともに1日過ごした。 盛岡は川がきれいで、人が優しい。今の時期は風が頬を切るつめたさ、暖かくなったらまた新幹線で訪ねてみたい街であった。北上川が微笑んでいるような感じがした。
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